
私たちは「緊急事態宣言」でステイホームを余儀なくされましたが、何よりも不安だったのは、罹患した場合の診療体制です。
越谷市は中核都市であることから自前の保健所が設置されており、感染が疑われる場合は保健所へ連絡の上、PCR検査が実施されることになっています。
しかし、実際には検査機器や感染症専用病床の確保不足により、医師が検査の必要性を判断した場合でも迅速な検査と十分な治療環境を提供できていないことが課題となっています。
越谷市保健所では2台のPCR検査機器しかなく、1日最大20名程度の検査しかできない状況でしたが、4月末より医師会によるドライブスルー方式のPCR検査が開始され、併せてようやく最大40人まで検査が可能になったところです。
入院治療の必要のない軽症患者には宿泊施設が確保されましたが、様々な理由で自宅療養となる人も少なくありません。そのため、家族感染となってしまう例も発生したことから、第二波に備えて医師や病院の少ない埼玉県は医師の確保や医療に重点を置く政策が必要になると考えます。